SF游歩道

語ろう、感電するほどのSFを!

告知:ハヤカワ文庫JA総解説PART1に参加しました

大分出遅れましたが、6月25日発売のSFM2021年8月号のハヤカワ文庫JA総解説PART1に私も参加いたしました。

 

通巻1500冊到達を記念して行われるハヤカワ文庫JA総解説は、SFM3号ぶち抜きの豪華企画。PART1はJA0001の小松左京『果しなき流れの果に』からJA0409の野田昌宏スペース・オペラの書き方』まで収録。

担当作品はJA0011星新一『妖精配給会社』、JA0027小松左京『ある生き物の記録』、JA0046筒井康隆『馬は土曜に蒼ざめる』、JA0076石原藤夫『画像文明』の4点。商業媒体で御三家についての文章が書けるなんて、もう感無量です。個人的に思い入れのある作品を収録作から一作ずつ挙げるなら、それぞれ「ひとつの装置」「回向」「人類の大不調和」「画像文明」。特に「画像文明」は、未来予測があまりに正確すぎて読んでる時に謎の悪寒と発汗に襲われました。

今回の特集には、鯨井久志氏・空舟千帆氏の両名が参加しており、若手もばっちり揃った陣容になっています。特に鯨井氏の筒井『アルファルファ作戦』評と私の『馬は土曜に蒼ざめる』評の偶然の一致を読み比べてみると面白いかも(見本を読んで驚きました)。

次回PART2にも参加予定なので、今号ともどもぜひよろしく願いいたします。