2019年は非常にやり残しの多かった1年だった。学部最後の年なので当然と言えば当然なのだが。
ここでやってきたことを振り返って、2020年代にやりたいことも整理しようと思う。(珍しくブログらしい記事だ)
今年やりきったこと
特になし
無念なり。
今年はじめたこと
SFウェブジン『科幻万華鏡』の立ち上げ
来年以降は東北大SF研ではなくこっちをメインにしていきたい。(学部から大学院に移るので)
いわゆるVtuber活動
理玲ちゃんは自分の理想とするSFファン。これからもきっちり応援していきたい。
SFイベントの企画の主催・登壇
京フェスで『東北大SF研、大いに中国SFを語る』という企画を主催し、自ら話すことに。知見を共有出来て楽しかったので、今後も機会を見つけてSFイベントで企画を持ちたい。
やり切れなかったこと
東北大SF研インタビュー企画(教授と某氏)
私の恐るべき怠慢によって今年も出来なかった。さっさとやりたい。
中国SF翻訳(韓松「暗室」)
流石に卒業を目前に控えて時間がなかった。早めに訳稿を完成させたい。
来年以降やらなければならないこと
学部卒業
卒業したい。(切実)
追記(2020/3/3)
卒業に必要な単位を確保したので卒業は確定。
研究(物理学)
大学院に入って本格的に研究がはじまるので、言わずもがな。専門は素粒子物理学、加速器科学、高エネルギー物理学。特にILCのシミュレーションになる予定。
研究(SF)
星新一、筒井康隆、円城塔と、中国SFの研究が中途で止まっているので、そっちも趣味で進めていきたい。
休日にすこしずつでもいいから、くれぐれも心を壊さぬようにとのことだったので、それにしたがって着実にすすめていきたい。
中国のSF雑誌『科幻世界』への伊藤計劃と円城塔に関するガイドの寄稿
中国では伊藤計劃の人気がなく、円城塔も「ダクソじみた死にゲー」扱いされているらしい。そこで「円城塔の直接の後輩で、円城塔と伊藤計劃を絡めて二人一緒に解説文書けるんだけどいかが?」と中国最大のSF雑誌『科幻世界』に売り込んでみたところ、とりあえずその文章を日本語で書いて送ってほしいとの回答を得た。書く気はあるのだが、報酬が確定していないためずっと後回しになっている。(もしこれで商業デビューしたら、中国でデビューした謎のSFライターということになる)
伴名練の作品の中国向けの紹介文の執筆
縁あって、北京在住の、SF専門の日中翻訳者の中国人大学生と知り合った。その人から最近の日本SFの必読級作家を聞かれ、「伊藤計劃、円城塔、小川哲、伴名練」の4人を挙げた。この中でも、先方が特に興味を持ったのが伴名練だったのだが、中国からだと伴名練本人についてはおろか、伴名練の作品のどこが素晴らしいのかもわからない状態らしい。そこで作品紹介・解説文を書いて欲しいとの話になったのだが、忙しくて後回しになっている。
お仕事?
なにをするにも、私本人のメディア力(政治力?)が必要だと思った一年だった。日本でも中国でも、商業でのお仕事をはじめていきたいです。
追記(2020/3/3)
SFM2020年4月号にて、陳楸帆『荒潮』の書評をもって書評家としてデビューしました。ぜひご一読を。