SF游歩道

語ろう、感電するほどのSFを!

ハヤカワ文庫SF

2018年下半期の読書整理記

また半年が過ぎ去り、2018年が終わる。平成最後の年に向けて、下半期に読んだ本を整理したいと思う。 下半期のベスト10 1.「文字渦」(円城塔、新潮社) 間違いなくこの作品が下半期のベスト。年間を通してもベスト、というかこれまで読んできた中で…

SFが読みたいという初心者に薦めるための作品リスト

前回紹介した「SFが読みたいという初心者に薦めるための星新一作品3ステップ」を適切に行えば、かなりの確率でSFに対して興味をもってもらえることだろう。 しかし、せっかく興味をもってもらえても、次に薦めるSFが円城塔や酉島伝法であったら、これまたげ…

神保町SF古書店紹介

世界最大の古本屋街、神田神保町。本好きにとっての憧れではあるものの、すこし寄り付き難い街。 SFに興味はあるけど神保町の古書店に行くには抵抗感がある、そんなひとでも安心して古書店巡りを楽しめるように、神保町でSFを取り扱う主な古書店を紹介する。…

夏におすすめな名作SF小説15選

まだ7月だというのに、厳しい暑さが続く毎日。 そんな暑さを忘れて没頭できるような、夏におすすめのSFを紹介する。 夏篇 国内篇 『暑さ』(星新一、新潮文庫「ボッコちゃん」収録) 『睡魔のいる夏』(筒井康隆、角川文庫「佇むひと リリカル短篇集」他収…

2018年上半期の読書整理記

今週のお題「2018年上半期」 今年も早半年が過ぎてしまった。そこでこの上半期で読んだ本を整理し、下半期へと繋げていこうと思う。 上半期のベスト10 1.『万物理論』(グレッグ・イーガン/山岸真、創元SF文庫) 上半期でダントツ。これぞSFといった感…

東西の短篇の名手の奇跡のコラボ━━「さあ、気ちがいになりなさい」(フレドリック・ブラウン/星新一、ハヤカワ文庫SF)

書籍情報 作者:フレドリック・ブラウン 訳者:星新一 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫SF) 形態:短篇小説集 さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF) 作者: フレドリックブラウン,星新一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/10/21 メディア: 文…

現実と虚構の交錯、アイデンティティの崩壊━━『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(フィリップ・K・ディック/浅倉久志、ハヤカワ文庫SF)

書誌情報 作者:フィリップ・K・ディック 訳者:浅倉久志 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫SF) 形態:長編小説 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1977…

自分の立ち位置を見失う快感━━「トータル・リコール」(フィリップ・K・ディック、ハヤカワ文庫SF)

書誌情報 作者:フィリップ・K・ディック 訳者:深町眞理子、浅倉久志、大森望 編者:大森望 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫SF) 形態:短編小説集 トータル・リコール (ディック短篇傑作選) 作者: フィリップ・K・ディック,大森望,浅倉久志,深町眞理子 出…